たびの空 世界各地のたびの記録です

No.36 インド・ラクシャディープ諸島・コーチン編

ALBUM 04

 【インド】 ラクシャディープ諸島・アガッティ島
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

アガッティ島が見えてきたが、残念ながら窓ガラスが霞んでいてよく見えない・・・
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

コーチン空港から1時間半でアガッティ島に到着。

(下左)降機後、ターミナルビルへ歩いて向かう
(下右)ターミナルビル内では全員席に座らされ、係官から呼び出されると前に出て入島手続きを行う。宿泊先ごとにまとめて名前を呼んでいるようだった。最後に私も含めて4人だけが残され何やら言われたが良く分からなかった。入島手続き後、ガイドのような人に連れられてターミナルビルの外へ。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

ガイドのような人に空港の外のリキシャに乗るように言われた。
宿泊予定のホテルは空港から200mくらいのところにあるはずで、リキシャなんか必要ないのになと思いながら乗車。
同じく、リキシャに乗るように言われているイタリア人夫婦はガイドのような人と何やら揉めている。
私のリキシャはイタリア人夫婦より一足先に出発。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

リキシャが出発後、1分もかからず宿泊予定のホテルに到着、と思ったが、リキシャは宿泊予定のホテルを通過してどんどんと進む。
何がなんだか分からず、そのまま乗車。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

リキシャは10分くらい走った後、アガッティの街中のようなところにあった一軒の家の前で停車。リキシャの運転手はここがホテルだと。
ホテルと言われた一軒の家から出てきた男が「ウエルカム」と言っている。どうぞどうぞと促されるまま家の中へ。そして、「まずはチャイをどうぞ」と。「私たちのホテルのお客さんは、私たちの家族と同様です」と。
私は「ここは私のホテルではなく、私はあなたのお客でもない、なので、私はあなたの家族ではない、何かの間違いが起こっている」と言ったが、彼は「ここがあなたのホテルです」。
 【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

私は「いやいや、私の宿泊予定のホテルは空港の隣で、ここではない」と言うと、彼は「そのホテルは法律違反で問題があるので云々・・・」
かなり怪しい。
すると、空港で私同様、別のリキシャに乗せられたイタリア人夫婦もこのホテルに連れてこられた。
イタリア人夫婦も、宿泊予定のホテルでないと言っていた。
すると、彼の携帯電話を渡されて、我々のホテルのボスと話してくれと。そのボス曰く「あなたの宿泊予定のホテルは法律違反で云々・・・」何を言っているのか良く分からなかった。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

埒があかないので彼の携帯電話を借りて、私がホテル手配をお願いしたインドの日系旅行会社へ電話して事情を話し、先ほど電話したボスを名乗る人の電話番号も教えて調べてもらうことにした。
しばらくすると旅行会社から電話があり「宿泊予定のホテルは正規に届出した以上の客室、すなわち法律違反の状態で営業していることが最近発覚し、当該客室は営業停止となっている。そのため、代替ホテルに回されたようだ」「旅行会社としてはどうにもならないので、その代替ホテルに宿泊してください」と。私は「代替のホテルと言うより、普通の家なんですが」と伝えても、旅行会社の担当者は「ホテルと聞いていますが」とのことで、どうにもならず。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

左3つ上の写真から、
・ホテル(家)の外観(看板等はない)
・テレビのある居間
・食堂
・簡素だが、清潔な客室
どう見ても、普通の家だった。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

その後、ホテルを手配した旅行会社の責任者から改めて電話がありホテルの状況を話すが「ラクシャディープ諸島はインド本土から非常に遠く、島の状況が正確に把握できないため、この代替ホテルに宿泊するしかない」とのことだった。今回のようなことはその旅行会社でも初めての状況らしく、対応に苦慮しているようだった。

まあ、インド洋の小島でゴネたところでどうにもならないので、この家の客となることを覚悟して提供されたチャイを飲んだ。
実際のところ、ホテルの従業員と話をすると、皆、とても親切だった。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

気分を取り直して、ホテル周辺の散策に出かけた。
とてものどかな雰囲気だった。

(下左右)カメラを持ってウロウロしていると、写真を撮って欲しいとあちこちで言われた。写真を撮ると、ただそれだけで御礼を言われる。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

ホテルの前の海に出た。
白い砂と静かな波の海岸が広がっていた。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

散歩していると海亀が死んで浜に打ち上げられていた。
ここの海は亀も多いと聞いていたが、本当に多いようだ。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

元気な子供たちに囲まれ、写真撮影をせがまれた。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

海岸を歩いていくと桟橋があり、多くの人が集まっていた。
(下左)しばらくすると、遠くから一隻の船が帰ってきた。
(下右)船の中には沢山の魚が。
桟橋の人々は皆、魚目当てで集まっている人々だった。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

魚を片手に帰っていく人。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

また子供たちに囲まれた。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

今日は、コーチンの空港でのチェックイン時の揉め事、アガッティ島のホテル到着時の揉め事といい、非常に疲れた一日だった。
しかし、アガッティ島の美しい海、素朴に暮らす島の人々と触れ合っていると、やはり来てよかったと思えてきた。
【インド/ラクシャディープ諸島・アガッティ島】

家のようなホテルでの夕食。
イタリア人夫婦の他、スペイン人母子も宿泊していた。
皆、本来は別のホテルを予約していたがそこには宿泊できずにこの家に回された仲間たち。
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